Zplusの問題点に関する考察/1

STUDIO RECKLESSでは、
公式、公認の画稿、版元発表の公式設定に加え、
各企業の出版物などの版元公認書籍、商品などの資料をベースとして
文章などからも形状を推測、考察し、造型を行っています。
これは、私的造型物における、説得力の向上をはかる事を目的としたもの。
出来る限り、明確な論拠をもった立体物にしたい。
そんな思いから、様々な考察を試みています。
今回は、STUDIO RECKLESSに取って重要なアイテムの一つである
Zplusについての、STUDIO RECKLESS的考察を公開させていただきます。

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Zplusの設定には、ある問題があります。

Zplusの元々の設定によれば、
Zplus/A1のロールアウトは宇宙世紀0088年6月。
そこからある程度の数(約20機)を揃えて行われた
2ヶ月後の0088年8月、ダカール奪還作戦が『18TFAS』の初陣。

一方、ガンダムセンチネルのニューディサイズ討伐部隊の編成は
宇宙世紀0088年2月25日。
そこに配備されたZplus2機は宇宙用にも関わらず
何故か『ロービジ迷彩』であり、うち1機のテールレターが
カラバ軍のA1型のテールレター『RNPC』と重複している。

地球連邦軍はカラバのZplusの運用実績を見て
Zplusの宇宙用C1型の開発をとあるが、上記の2つの設定では
どうにもつじつまが合わなさすぎるのです。
0088年2月25日の段階では運用実績以前には
Zplus/A1はロールアウトすらしていないのですから。

そんな、謎多いZplusを造形するにあたって、
私家版とはいえ、落とし所をつけていこうというのが今回の趣旨です。
次回は、公式資料として存在する記述をもとに
その開発経緯を明らかにしていこうと考えています。