Zplusの問題点に関する考察/2

前回挙げた、矛盾への一つの回答として、
マスターグレードのZplusテスト機カラータイプの機体解説では
Zplus/A1のロールアウトは宇宙世紀0087年11月と設定されています。

センチネル以前の設定を「無し」にするとなれば
センチネル以前の初期画稿他、資料は使用することが難しくなります。
しかし、まぁそこはそれ、
なんとかつじつまを合わせてみようかと考えたのが、以下の考察です。

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【Zplus開発の経緯】

0087年11月にロールアウトしたとされる数機(恐らく、2~3機程度)は
ネガティブな部分を潰していく為のデータ収集用の先行量産機で
本格的な量産前に、各種様々なテストを行うための機体であった、とします。

エウーゴとティターンズの内紛も激化していたこの時期、
戦場のメインが宇宙に移ったといっても、地球上の戦闘がなくなるわけもなく、
カラバもまた、少ない戦力でティターンズ地上軍と交戦していたはず。
そんな中、データ収集の為、試験運用中のZplusとティターンズ地上軍
のモビルスーツが出くわす事も1度や2度ではなかったと考えられます。
地球連邦軍上層部は、そんな『テスト中の実戦』で得られた『収集データ』結果の数値の高さにに注目。
エウーゴの使用していた『Zガンダム』に勝るとも劣らない性能の高さに
アナハイム社に対してZplusの宇宙用となるC1型の開発を依頼したのではないでしょうか?

ちなみに、先行量産機のZplusでデータ収集にあたったパイロットの1人がアムロ・レイ大尉でした。
テールレター『RNPC』の機体について「アムロ大尉専用機」という記述が多く見受けられますが
別資料においては「アムロ大尉の所在をかく乱する為という説」も提示されており
テールレター『RNPC』は謎多き機体となっているようです。
この時期の場合、専用機という表現よりは『RNPC』の主任パイロットという表現が適当なのでしょう。

次回は、キット化もされている、Zガンダム3号機の存在も踏まえ
さらに、Zplus開発の仔細に踏み込んでいこうと思います。