スコープドッグ21Cこだわりポイントその3

(有)RCベルグ様より私が原型製作を担当致しましたスコープドッグ21Cの再販受注締め切りがラスト1日となりました!
http://www.rc-berg.co.jp/products/gallery_votoms_scopedog21c.htmlまだお申し込みの御済でない皆様宜しくお願い申し上げます!!

さて前回から随分と間が空いてしまいまして(汗)恐縮でございますが、残された部位のこだわりポイントについて説明させて頂きます(汗)

腰部?最大のポイントは脚の生え方です。通常のキャラクターロボットの脚の生え方は股関節から真横に軸が生え太ももに取り付けていますが、の『タイプ21C』は真上から下へ向かって脚部を生やす構造にしています。
この構造も早くから私が提案させて頂いていたアイデアの一つでした。
真横から軸の生える構造ですと現在の科学的観点から見た場合ですと軸と太ももの付け根に物凄い負荷がかかり自重を支えるだけでも問題が発生してしまうはずなのですね。未来の超科学、異世界の超科学と片づけてしまえば簡単な部分なのですが、あえてそういう逃げは避けて重力と向き合う挑戦をしました(苦笑)
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赤い線の部分ですがここは緩いアールが付いて少しふくらみも持たせています。わかりずらいのであえて線を入れさせて頂きました。
ここのアールは『平面で構成しない方がセンスあるから』などという安直なものではなく股間部分にどのような機械がどのように入っているかなどを考察して導き出したふくらみです。

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Aの部分は模型的に見た場合単なる上半身との接合軸ですが、スコープドッグの構造としては上半身と下半身を繋ぐマッスルシリンダーです。本当はここにもマッスルシリンダーとしてのディテールを入れたかったところです。

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AとBは太ももにスカート類が当たった時にダメージをおさえる為の衝撃吸収パッドです。高橋監督や井上幸一氏のイメージするスコープドッグは500万円そこそこでできる安い量産機という事を考えた場合この辺のパッド類はどうした物か悩みましたがここも21Cスタッフで数時間に及ぶ協議の末採用されました。スカート類の構造はフレームに装甲がリベットで留めてある構造でして、表のリベットの位置と裏面のフレームの穴は全てシンクロしています。塗装に関しては今の模型作例の流れですとフレームをグレー、装甲部分を緑に塗る感じでなのでしょうが『安いスコープドッグ』として見た場合工程を少なくすることでコスト削減をはかる為に未塗装のフレームに装甲をリベットで留めてその上から表裏をグリーンで塗装するだろうと考察(フレームと装甲を別々の色に塗るメリットの方が少ないですしね)表裏ともグリーン一色で塗装してあります(しっかり見えている画像がないので申し訳ないのですが)

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リアスカートは装甲部もフレーム部も大きく重量もあるのでBのような衝撃吸収用フレームが別途用意されておりリアスカートのAの部分に接してリアスカートを支えて股関節部分へ大きな衝撃が加わるのを防いでいます。

次は腕に行きます~