スコープドッグ21Cこだわりのポイントその1

ブログ放置で申し訳ございません。

12月26日(有)RCベルグ様より1/24スコープドッグ21の再販受注がスタート致しました!!ご要望を多く頂いていたのですが中々実現できず今回7年ぶりの再販となりました~
http://www.rc-berg.co.jp/products/gallery_votoms_scopedog21c.html

これから3回くらいにわけて1/24スコープドッグ21の造型のこだわりポイントを簡単にご紹介させて頂きます。
第1回目は軽く頭部のこだわりポイントです~

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頭部そのものの直径と曲率を決めるのにかなり悩みました。まずは井上氏より『何をしてもOK』という許可の元にお預かりしていた某社の大きなスコープドッグや1/24のプラモデルなどを切り刻みサンプルを5つほど試作。その当時色々とファンの間で議論されていた『カッコイイスコープドッグの頭部』について様々な角度でのリサーチもしました。その上で手原型によるオール新規のサンプルを2個試作して最終的に今の物になりました。
頭部の直径や曲率の決定にさいして当然ながら胸部の幅なども重要なポイントになりますので胸も同時作業で進んでいたのは言うまでもありません。
次いで苦労したのがバイザー最上部から頭頂部までの距離(青い矢印)頭部ドーム底辺からバイザーの高さ(水色矢印)3連レンズ最上部からバイザー最上部までの距離と各レンズ間の距離と各レンズの直系。
ここはスコープドッグの表情を決めるとても重要な部分でしたので本当に悩みました。各レンズ部分は直径の異なるレンズ部品の試作品を各3通り程製作しまして今の物に至っております。

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活動記録用に撮影しておいた画像です。これはボツになった試作品です。メインカメラの直径に対してBとCが少し大きいのでは?という事から廃案となりました。


レンズなども内部構造をはじめメンバー全員で意見を出し合い細かなこだわりポイントがちりばめられております。

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僕が意見を出させて頂き採用されたアイディアの1つがこのレンズ部分の溝です。画像の解説にありますように溝が後方へ行くにしたがって深くなっており雨や泥水などがかかった時にレンズサイドにそれらが流れるのを軽減する為の処理です。製品には付属しませんが(汗)実はこの作例に使用しましたこのメインカメラの部品はアドラーズネスト社様に発注してアルミで製作して頂いたものです(笑)
このセクションは他にも僕の意見が採用されておりまして、立体物には大きさの都合上反映されておりませんがペールゼン・ファイルズ第一話にてスコープドッグの頭部にかかった泥水を洗い流す為のレンズクリーニング用ウォッシャーがそれです(笑)

ザックリでございますが頭部こだわりのポイントはこんなところでしょうか~